2025年 年末のご挨拶
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急性期ケア専門士の皆さん、本年は皆様にとってどのような1年だったでしょうか。
振り返ってみると、今年も全国各地で様々な災害や事故がありました。
トカラ列島での群発地震や年末になっても青森・北海道での地震が続いています。
埼玉での道路陥没による死亡事故、大分市の大規模火災や各地で山林火災も相次ぎました。
また、夏は例年以上の猛暑となり熱中症での救急搬送も多くなりました。
そして今年はインフルエンザの流行がいつもより早く始まり、現在まだ多くの感染者が出ています。
このように急性期ケアが必要になる状況は「いつ・どこで・誰に」起こるのかわかりません。
私たちがケアの対象としている患者や利用者は、様々な疾患や障害を抱えています。
そこに災害や事故・異常気象などが重なると、安定した状態も不安定となったり、新たな疾病が発症したりと急性期ケアが必要な状況に陥ることにつながります。
「命のバトン」を繋いでいく必要が出てきます。
この1年でそのような場面に出くわした専門士の方もいたのではないでしょうか。
専門士の皆さんが勤務しておられる施設は様々だと思います。
病院の救命センターや救急外来などで勤務されている方もおられるでしょうが、
自施設には救命医などの急性期ケアのプロがいなかったり、検査などがすぐに出来ないようなところで勤務されているかもおられるでしょう。
現場で実践できる急性期ケアも様々だと思います。
協会では、現場での皆様の悩みに役立つコンテンツをこれからも提供していきたいと思っています。
今年1年、皆様ありがとうございました。
日本急性期ケア協会
代表理事
與賀田洋
【2025年セミナー一覧】
急性期ケア専門士 呼吸オンラインコース 人工呼吸器編
長崎大学病院 ME 機器センター 主任 臨床工学技士
石原康平
千里メディカルラリーから学ぶ!救急医療の現場とチームワークの重要性
大阪府済生会千里病院 千里救命救急センター 副部長
伊藤祐介
大阪府内消防本部 救急救命士
荒井隆行
「知ってる?知らない?医療のオモシロさとは」~外科医けいゆう先生より~
田附興風会医学研究所北野病院 消化器外科・腫瘍研究部 京都大学医学部附属病院 消化管外科 客員研究員
山本健人
初心者のための血液ガス白熱講義90分
Intermountain LDS Hospital 呼吸器内科・集中治療科医師
田中竜馬
急性期ケア専門士 ABCDEアプローチオンラインコース
日本急性期ケア協会 代表理事 救急看護認定看護師
與賀田洋
日本急性期ケア協会 アドバイザー 救急看護認定看護師
杉松幸太郎
メディケア訪問看護リハビリステーション福岡南 管理責任者 救急看護認定看護師
末永一祝
トリアージに役立つ、医師の臨床推論の思考過程
東京ベイ・浦安市川医療センター 救命救急センター センター長
船越拓
“なぜこの関わり?”を科学する:エビデンスと文脈から読み解く医療コミュニケーション
筑波大学高等研究院(TIAR)国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)特任准教授
中島俊
小児看護へのファーストタッチ
医師 おかもと小児科 アレルギー科 院長
岡本光宏
この検査結果、信じて大丈夫?~検査にまつわるキーワードを解説!~
薬師寺慈恵病院 院長 救急医
薬師寺泰匡
この検査結果、信じて大丈夫?~検査にまつわるキーワードを解説!~第2弾
薬師寺慈恵病院 院長 救急医
薬師寺泰匡
第2回 急性期ケア専門士 心電図オンラインコース
一般財団法人 平成紫川会 小倉記念病院 救急外来主任 救急看護認定看護師
藤崎隆志
この検査結果、信じて大丈夫?~検査にまつわるキーワードを解説!~第3弾
薬師寺慈恵病院 院長 救急医
薬師寺泰匡
「初動が決め手!院内急変に動けるナースになる(基礎編)~Code Blue: Rapid Strike~」
総合病院国保旭中央病院 救急救命科 医長 / 臨床研修センター副センター長
坂本壮
Onsetを意識した臨床推論~呼吸困難感, 腹痛~
北海道大学大学院 医学院 医学専攻 内科系 内科学講座 循環器内科学教室 医員
上原拓樹
Onsetを意識した臨床推論 ~胸痛, 浮腫~
北海道大学大学院 医学院 医学専攻 内科系 内科学講座 循環器内科学教室 医員
上原拓樹
「時間との闘い!外来で危険を見落とさない初動(応用編)~Triage: Critical Seconds~」
総合病院国保旭中央病院 救急救命科 医長 / 臨床研修センター副センター長
坂本壮
急性期ケア専門士は急性期ケア・急変対応におけるスペシャリストです。
状態変化の兆候をいち早く察知し、アセスメントから初期対応、医師への報告など急性期におけるケアの実践を行えることを目指す資格です。
また、病院だけでなく地域医療に携わる医療スタッフの方にも、在宅時から基幹病院へ【命のバトンをなめらかに】つなぐために実践できるノウハウを習得できます。
もしもの時の対処に自信がない方や、急変対応をもっと深く学びたい方は、ぜひ受験をご検討ください。



