心電図を「読む」ことにこだわらず「使える」ようにするために――参加者の学びと実践への変化
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2026年2月13日(金) PROto「第1回 不整脈を現行犯逮捕せよ! ~その場で判断、その場で動くために~」を開催しました。
講師紹介 看護予備校講師・元循環器内科医 心電図検定1級・CVIT認定医 駒井 翼先生
急性期ケア専門士を対象に開催された本セミナーには、多くの医療従事者が参加し、大変高い満足度をいただきました。
「心電図=波形」からの脱却という学び
参加者からは、
「心電図を読むことに必死で、患者さんをみる視点が抜けていた」
「波形ばかりを追ってしまっていた」
といった振り返りの声が多く寄せられました。
今回の最大の学びは、“まず患者のもとへ行く”という原点の再確認でした。
モニターと向き合うのではなく、症状を確認しその場で判断、すなわち『現行犯逮捕』する。
その重要性が参加者の心に強く残ったようです。
「まずP波を見る」――判断の軸ができた
講義では、不整脈を「通り魔」に例え、徐脈・頻脈それぞれへの初期対応を整理。
さまざまな心電図波形の例題をもとに実際に読み解く上での必要な視点を学びました。
「まずP波を見る」「症状の有無で対応を分ける」といったシンプルで実践的な判断軸が示され、
参加者からは
「何から始めればいいのかが明確になった」
「臨床での動き方がイメージできた」
という声が多く挙がりました。
明日からの活用イメージ
「不整脈が出たら、まず患者さんのもとへ行くことを徹底したい」
「症状の強さを見て報告・対応を考えたい」
など、学びを現場でどう活かすかまで具体的に描けている回答が印象的でした。
単なる知識の整理ではなく、“動ける知識”へと変化したことがうかがえます。
急性期ケア専門士を目指す方へ
急性期ケア専門士に求められるのは、知識の量だけではありません。
急変の場面で「何を優先するのか」「どの順で動くのか」を判断できる力です。
今回のセミナーで得られた“症状を軸に考える視点”は、まさに試験対策にも直結する重要な思考プロセスです。
不整脈を恐れるのではなく、現場で“現行犯逮捕”できる力へ。
その第一歩として、多くの学びと気づきが生まれた時間となりました。
日本急性期ケア協会では、今後も急性期ケア専門士の皆さまの実践力向上につながる学びを提供してまいります。
急性期ケア専門士は急性期ケア・急変対応におけるスペシャリストです。
状態変化の兆候をいち早く察知し、アセスメントから初期対応、医師への報告など急性期におけるケアの実践を行えることを目指す資格です。
また、病院だけでなく地域医療に携わる医療スタッフの方にも、在宅時から基幹病院へ【命のバトンをなめらかに】つなぐために実践できるノウハウを習得できます。
もしもの時の対処に自信がない方や、急変対応をもっと深く学びたい方は、ぜひ受験をご検討ください。


